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切り取る感覚

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tomonoさんにコメント返すとき、『切り取る感覚』のことを3年以上前にmixi内でコメントしたことを思い出したので、ここに書き直してみることにした。

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今撮っている写真から変えようと思った場合、そのほとんどは在るものを撮るという感覚から切り取るという感覚に切り替えてみてはどうでしょう。
そこで「撮りたい!」って感じたとき、そう感じたものにとって邪魔なもの、不要なものがあることが多く、カメラで切り取る四角い枠の中にそれらをどこまで入れないようにするか、といった消去法で考えたりしますが、それをもう一歩進めて、どんどん切り取っていき、どこまで切り取ったら感じたものを伝えられなくなるか...を考えてみたらいいですよ。
これら2つの間が撮れる画の範囲ですからね。
両方撮っておいて見比べるといいのですが、いい写真は後者のほうが多くなると思いますよ。

人物の場合は限られた時間に限られた範囲でいい画を探し、いらないものを避け、画づくりを決め、すかさず撮る。その場でいい画をたくさん撮ろうと思ったら結構忙しいですよ。
いい画になるようコミュニケーションをとりながら...も含め、慣れるのが一番ですよね。

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それを読んだ他の娘が「切りとる」って感覚わかりやすいなぁ...って。
そういえば書いた相手、感想をくれた相手、そのどちらも今もずっと大切な友達になっていますね。

コメント (2)

切り取る・・・ですか・・・?
私の場合それを聞いて自分の撮った画を見返してみたら・・・反対にブツ切り写真が多く、全体がきちんと写ってるものが少ないことに気づきました。ほんと適当に感覚だけでエイヤ!っと撮ってるからなんでしょうね・・・。(苦笑)

↑の文を読んで「わかりやすい」って言った人がスバラシイ。
一瞬の思いつき(?)で撮る人間(私)にとっては、なかなか難しいことを言われてる気がしました。


その全体が写っていないところがtomonoさんの写真の特徴だなぁと思っています。感覚でこう切り取ってるのがいい感性してるなぁと感じさせるところですよ。

ある俳優さんが話していた一言。
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「いい構図が決まったら1歩、前に進む。これがプロとアマの違い。相手の心に飛び込むつもりでって僕らは言います。」
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その一歩近寄った感じなんです。


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2009年7月 9日 11:54に投稿されたエントリーのページです。

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